2011年01月29日
資金調達は大丈夫ですか? 23年3月末で終了 緊急保証制度
経営状況が厳しくなり、資金繰りに困っていた企業にとって救世主(?)だった
「緊急保証制度(景気対応緊急保証制度)」が
平成23年3月末で終了することを政府は決めたそうです。
緊急保証制度は、保証協会が100%の保証をしてくれる融資の為、銀行も実行しやすい融資です。この緊急保証制度のメリットは
・信用保証協会の一般枠とは別枠での融資ですので、すでに一般枠いっぱいまで借入をしている中小企業でも利用できます。
・売上や利益が過去と比較して減少していることが条件の融資ですので、減収や減益で苦しんでいる中小企業には利用しやすいです。
・保証期間が最長10年と長めに設定されているので、毎月の返済額も余裕を持って設定できます。
こんなメリットがある融資制度ですが、すでに利用している中小企業も多いでしょう。
ですが、ここでもう一度メインバンクに追加融資や借り換えの相談をしてみてはいかがでしょうか?
この緊急保証制度は「銀行がリスクを負わなくて済む融資制度」です。という事は、銀行としても融資実行はその他の融資やプロパー融資に比べて、非常に実行しやすい融資です。
景気の低迷も一段落したとも言われていますが、まだまだ先行きは不透明であり不安です。
今現在はとりあえず資金に窮していないとしても、これから年度末を向え何かと資金需要が増える可能性もありますし、新たな活動を模索して行く上でも資金調達は必要です。
確かに、融資を受ければ(借入をすれば)、返済はしなくてはなりません。今以上に返済額を増やすのは大変かもしてませんが、借り換えや一本化などをすることにより、手持ち資金を手厚くしつつ、毎月の返済額を減らすようにすることも可能です。
もう、すでに借りちゃっているよぉ~
と嘆いたあなた!
うちは決算内容が悪すぎて相手にしてくれないようぉ~
と嘆いたあなた!
実行するかどうかは、あなたが決めるのではなく、銀行や保証協会が決めることです。
申し込みしたり、相談したりするのは「タダ」ですし、相談してみないことには融資が下りるかどうかは全く分かりませんので、是非、メインバンクに相談してみてください。
メインバンクがダメなら、サブメインバンクに相談です。それでもダメならまだ取引していない金融機関に相談です。
コレを機に、相談をしてください。