2011年01月19日
ビジネスに必要な能力「EQ」 ~MSセミナーにて~
今日、朝6:00から三島倫理法人会モーニングセミナーにて
EQ(心の知能指数)を活用した職場の人間関係をよくするコミュニケーションの紹介
という講演をして来ました。
7年以上前にも一度モーニングセミナーで話をさせていただいたのですが、7年前の時は「コーチング」について話をしました。
今回、講演の話を頂いて何を話そうか?考えたのですが、会計や税金の話は税理士さんが話をしてくれるでしょうし、経営戦略やマネージメントの話は倫理法人会にご参加されています経営者の方々であれば今更聴く必要もないでしょう。
やはり、静岡県東部で「私しか話が出来ない内容」がいいだろうと思い、コミュニケーションについて講演することにしました。
そして、コミュニケーションの技術の中で、今回は「EQ(心の知能指数)」を取り上げました。
皆さんは 「EQ」って知っています? または 聞いたことありますか?
「EQ」とはEmotional Intelligence Quotient の事で、「感情:Emotional」との付き合い方です。
ビジネスをして行く上で、必要な知識・能力等には
・業務の知識(業種専門知識)
・一般常識
・経験
・状況判断
・問題解決能力
・リーダーシップ
・コミュニケーション
などあると思います。経営者や経営幹部であれば、これらの知識・能力等の他に、経営戦略やマーケティング・財務会計などの知識等も必要になるでしょう。
これらの知識・能力等のなかで、業種業態職種を問わず必要とされる知識・能力等がコミュニケーションの知識・能力等です。
私たちが生活をして行く上で、人との交流は欠かせません。
その交流がコミュニケーションであり、また、自分との交流(コミュニケーション)もとっても大事です。
「EQ」はそもそも、アメリカの実力主義社会&学歴社会での疑問から研究・調査されました。
「実力」があり「学歴」もある人は一般的にIQ(知能指数)高いでしょう。そして、きわめてIQ(知能指数)が高く、有名大学を優秀な成績で卒業した「エリート達」はビジネスの世界でも必ず成功を手に入れるでしょう。もしくは、自分の夢や目標を必ず達成し、幸せな生活を送るでしょう。
・・・・・・・ と思われていたのですが、
現実には、そうならないケースもあったのです。
きわめてIQ(知能指数)が高く、有名大学を優秀な成績で卒業した「エリート達」なのに、ビジネスの世界で芽が出なかったり、萎んでしまったり、職場の仲間と軋轢が生じたり、トラブルメーカーになってしまったりして、必ずしも幸せな人生、エリート街道まっしぐら では無いということが起きているのです。
その疑問を調査・研究した結果、IQ(知能指数)以外に共通する要素として、
ビジネスデ成功した人は「対人関係能力に極めて優れている」という事実
そして、「自分自身の感情の状態を把握し、それをうまくコントロールするだけでなく、他者の感情の状態を知覚する能力に長けている」という事実
が分かったそうです。
この「対人関係能力」や「感情のコントロール」がまさに 「EQ(心の知能指数)」です。
今日のモーニングセミナーでは、「EQ(心の知能指数)」の入門的情報と簡単なセルフチェックをしてもらいました。
もっと 時間があれば色々と情報提供できたのですが、40分間ではさわりの部分だけですね。
人は「快楽を求める」 か 「苦痛から逃げる」 かが行動の動機です。
「快楽」も「苦痛」も感情が必ず伴うから、「EQ」は大事なんです(^^)
しかも、「EQ(心の知能指数)」はどんな人でも備わっている能力で、しかも、あとからいくらでも開発・向上させることが出来る能力なんです。
是非、今日の体験や話を会社の組織風土改善に活用してください。