2011年01月22日
消費税を納付しなければならない時期が早まる?~免税制度改正~
消費税を納付しなければならない会社や個人事業者は
【 2年前の売上高(課税売上高)が1000万円を超えている 】
という条件に該当する会社や個人事業者でした。
例えば 個人事業主であれば今年(平成23年)の売上高が1000万円を超えたら、平成25年の確定申告をする時には消費税の納付義務が生じます。
会社であれば、事業年度が4月~3月の場合、今期(平成23年4月~平成24年3月)の売上高が1000万円を超えたら、平成25年4月から始まる事業年度(平成26年3月決算時)では消費税の納税義務が生じます。
しかし・・・
消費税の改正が行われます。
改正内容は
【 期中に課税売上が1000万円を超えることが明らかになった場合は、翌期(翌年)から消費税の納付義務が生じる 】
という内容です。
簡単に言えば、改正前であれば、新しく事業を起こした(独立した)場合、2年間は消費税の納付義務が無かった(2年間は消費税の納付の必要が無い:合法的な節税)のに、改正後が最短で1年間しか節税が出来なくなるという内容です。
この消費税の改正は平成24年10月1日以後に開始するものについて適用されますので、もし、独立・起業を考えている方は平成23年9月中に独立開業しれば最大で2年間は消費税の納税義務が免除されます。
詳しくは、最寄の税務署・会計事務所・税理士さんか私に(^。^)ご相談ください。
なお、もう少し詳しい情報が入手できましたら、再度ご案内いたします。
2010年09月23日
カリスマホストの強制調査 国税庁インターネット番組
国税庁のホームページにインターネット番組があります。
これは、税金の仕組みやさまざまな税に関する手続き等を少しでもわかりやすく紹介しようという趣旨のコンテンツです(だと思います)
これが、結構 面白いですよ。
私が好きなのは、「国税調査官の仕事」という番組で、カリスマホストの脱税に関する査察をドラマ仕立てにしてある番組です。
まぁ 以前、映画であった「マルサの女」よりは面白みが少ないですが、税務調査(強制調査)の概略がドラマで紹介されています。
ストーリーとしては、高級外車を乗り回して、派手に活動しているのに、決算申告は赤字申告しているカリスマホストについてです。
「そのホストは脱税をしている」というタレこみもあるので、情報収集して、強制調査に踏み込む。
トイレのタンクから貸金庫の鍵が出てきたり、ベットの下やポットの中から金の延べ棒が出てきたり、屋根裏から株の取引明細が出てきたり・・・と、実際には そんな所に隠すかっ! と突っ込みたくなるような隠し方ですが、それを見つけて脱税を見逃さないというストーリーです。
他にも、
国際的な取引の調査を行う国税局調査部仕事を紹介する「海を越えた税務調査~国税局調査部の仕事~」という番組や
国税庁の税の啓発活動について紹介する「国税庁の税の啓発活動」という番組
税務署の処分に不服がある納税者が行うことができる「不服申立制度」について分かりやすくご紹介する「納税者の権利救済~税務署の処分に不服があるときは~」という番組
などなど、結構いろいろな番組がありますので、よかったら見てみてはいかがでしょうか?
国税庁のWeb-TAX-TVはこちらです